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【REPORT】23.4.1-2「さくらとひろしま2023 」

広島の街にある自然を暮らしに活かすライフスタイルを、見つけ、学び、提案するプロジェクト「しぜんとひろしま」。本プロジェクトの一環として広島市基町のRiverDoフィールドなどで「さくらとひろしま2023 」が開催されました。


今回川辺を活用した取組をプロデュースしたSATOMACHIプロデューサー和田徳之さんにお話を聞きしました。



和田さんが手掛けられている「SATOMACHI」はどのようなプロジェクトなのですが?


SATOMACHIとは、 “さと”と“まち”をつなぎ、和えることで、街中でも自然の恵みを見出し、手軽に暮らしに生かすライフスタイルを提案するプロジェクトチームです。


今あるものを活かすために、右脳と左脳を行ったきたりしながら、様々な視点で編集を試み企画づくりを行っています。




「しぜんとひろしま」を企画された背景にはどういった想いやねらいがあったのですが?


「しぜんとひろしま」は、2019年に立ち上げた企画です。広島の身近な自然を楽しむコトづくりなどを異業種の垣根を越えてみんなで盛り上げていけたらと思って始めました。


自分だけではできないこともみなさんと協力し合いながらだったらできることがたくさんあります。マーケットを取り合うのではなく、マーケットというかカルチャーをみんなで創造できたらいいなぁと思って。


以前名古屋にいた時に、名古屋デザイナーズウィークのお手伝いをしていたことがあり、それまでライバル同士なインテリアショップが互いに協力し合い学び合う姿勢が素晴らしいなと思っていたのが根っこになります。


そこで、広島のアウトドアショップや東京のアウトドアメーカーに声がけをしつつ、アウトドアより身近なイメージな「しぜんと」がいいなぁと思って無印良品やNPO団体、お寺やメディアや商業施設など幅広く声がけしたのが最初です。




今回、川辺空間を使ってみてうまくいった点、ご苦労されている点などありましたか?


今回の「さくらとひろしま」では、川を挟んで両岸をどうミックスするかを意識しました。


川辺の限定的な空間にとどめるのではなく、住宅街にも滲んでいくような企画にすることで、地域とのつながりが深まればと。


準備期間があまりなかったので、話し合いの中で冊子をつくるぐらいしかできなかったのですが、イベントの前後の時間の使い方が重要だと思っています。




和田さんにとっての広島の川辺の魅力や可能性ってどんなものですか?


自分は大芝の川沿いの公園で育ったので、小さい頃は暗くなるまで自然遊びをする場であり、中学生からは自転車で土手を走り自然の移り変わりを楽しんだりしていました。


なんといっても雁木がある事で、水面に近づけますし、いろんな生き物を観察しやすくなるのがいいですね。そしてちょっとした隠れスペースになるので、若い頃はコミュニケーションの場として良かったです(笑)


そして大人になって思うのは、なぜ雁木があるかということ。その積み重ねてこられた歴史を感じるようになってからますます広島にとって大切な財産だと感じます。


市内にこれだけ川が走っているので、街並みを良くも悪くも線引きがしやすいと思います。その上で、それぞれの地域のカラーが出るともっと面白いと思います。




最後に今後の展開を教えてください!


比治山公園ではこれまであまり手がつけれていなかった横つながりの機会を作ろうとしていますし、「さくらとひろしま」でも十日市界隈の横つながりも作れたらと思っています。


そのために、東京で100回以上開催していた「drinksひろしま」を比治山や十日市でも再開し、出会いと発見に溢れた多様な仲間づくりをしていきたいと思います。












SATOMACHIプロデューサー


【参考URL】

さくらとひろしま2023 https://satomachi.jp/sakuratohiroshima_2023/




(聞き手:HLL水木智英



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